橘玲氏も推薦するこの本は、特別な人々ではなく、誰でも常識とわずかな努力でお金持ちになることができることを示しています。著者のスタンリー博士とダンコ博士は、アメリカ富裕層研究の第一人者として、1万人以上の億万長者にインタビューやアンケート調査を行い、彼らの実像を描き出しています。
その結果、億万長者の多くが普通の人々であり、ありふれた職業や家庭を持っていることが明らかになりました。では、普通の人々や所得は多くても資産の少ない人々と、億万長者との違いは何でしょうか?
本書は、そうした本物の億万長者の生活を通じて学ぶべき「7つの法則」を導き出し、成功と幸福を手に入れたい読者に伝授します。このロングセラーは、多くの読者から支持を得ており、今回はよりコンパクトな新版として登場しました。
『億万長者』は、一読する価値があります。これまでお金持ちになることが難しいと思っていた方や、自分も成功者になりたいと考えている方にとって、非常に参考になる内容となっています。是非読んでみてください。
レビュー
「金持ちに見える貧乏人の存在を知る。医者や税理士のような高収入の人が身なりをきちんとする必要があるため、蓄えがあまりない人がいること、自営業者に多くの億万長者がいることを知る。子供に贈与することが、稼ぐ力をそぎ落としていることに気づいた。アメリカンなライフスタイルが前提なので、日本人の生活とは少しズレを感じた。」
「目新しい内容は無い。倹約してお金を作り、貯蓄や投資にまわすことが9割の内容であり、このことは他の資産形成の本でも言及されている。初めて資産形成について読む人には役立つが、もっと具体的な内容が書かれた本と合わせて読むことをおすすめしたい。」
「繰り返し語られる『節約』が印象に残る。貧乏くさくならないように気を付けて。ローンを組まなくても済むための金銭感覚が大切であり、高価なものでも長期的に大事にできるなら一括払いで購入することも考えるべきだと感じた。節税の方法にも興味がある。また、価値観によって貯蓄がなくても消費が楽しく精神安定であれば、それもアリだと考えるようになった。」
「金回りがいい人が必ずしも、金持ちではない。質素な生活をして運用に時間を費やすことが大切であり、”億万長者”までを目指さなくても、手堅く資産を守り運用することで予備軍としての資産形成が可能であることを学んだ。アメリカと日本の社会制度の違いも考慮しながら、日本の読者にも参考になる内容であった。」
「王道基本書。お金を稼ぎ、守り、増やすための王道の基本を学べる本であり、お金持ちに必要なメンタルも紹介されている。」