東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落し亡くなった。同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。金マネーロンダリング融洗浄、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作!
レビュー
「タックスインヘブンとは?教えてくれる本です!」
「ストーリーと共に分かりやすく説明が入っているので、なぜ海外との資金移動が、個人レベルでさえも、困難になっているのか背景が学べる」
「金融知識を学ぶというよりは、テンポよく進むストーリー展開を楽しむことができました。個人的にはマネーロンダリングより好みです。」
「複雑な金融商品やスキームは用いていないからこそ経済モノであっても年数が経っても色褪せない。心理描写も良かった。」
「話の山場もないし、惹きつけられるところもない。著者のワンパターンがだんだん見えてきてしまった感じ。」
「古波蔵はスイスの銀行さえも手玉に取る。日本の税制の中で相続税なるものが一番大きな問題かもしれない。」
「著者の金融に対する知識にはただただ驚かされる。ストーリーについてもスリルを感じ、終始楽しく拝見することが出来ました!」
「眠れない飛行機の中では、時間を忘れさせてくれる、この手のスピーディな小説は有り難い。魅力はチョイ悪の古波藏でしょう。」