QUITTING(クイッティング)やめる力 最良の人生戦略


QUITTING(クイッティング)やめる力 最良の人生戦略

この本は、最新の科学から「あきらめる力」の重要性を紐解き、全米で注目を浴びた書籍の邦訳版です。仕事、勉強、住まい、人間関係、結婚など、これまで続けてきたことを続けるべきかややめるべきかを科学的に正確な「やめどき」に基づいて判断し、やめることができた人々がどのように前向きに人生を切り開いていけるかを探求しています。

本書では、生物が種の保存のために積極的な退避行動をとることを例に挙げながら、経験豊富なジャーナリストが最新の神経科学や進化生物学の知見、著名アスリートの発言などをもとに、「やめること」の妥当性をわかりやすく説明しています。

また、本書は「やめること」に対してネガティブなイメージが存在することにも言及しており、それを根底から覆し、やめることの意義を前向きに捉える生き方を提唱しています。具体的には、第1部では「あきらめ」の真実について、第2部では「やめること」が悪い言葉になった背景について探求し、第3部では「あきらめる」実践ガイドを提供しています。例えば、第7章では「半ヤメ(セミ・クイット)」という一時的な停止や方向転換の方法について解説しています。

本書は、やめることによって人々がより良い未来を切り開くための提案やアドバイスが詰まった一冊です。

レビュー

タロウさん「やめることは決断であって敗北ではない」
この本は、英語圏で話題になった「Quiet Quitting(会社にいながらモーレツには働かない)」という概念に触れながら、やめること自体の合理性を多角的に肯定しています。動物や昆虫が生き残るために、うまくいかないことがあるとすぐにやめて別のことに切り替える姿勢を持っていることや、脳がある活動をやめ別の活動に取り組むことで成長することなどを研究事例を通じて紹介しています。

日本よりもアメリカでは根性や忍耐が美徳とされ、何かをやめることは根性がなく敗者と見なされる傾向があります。特に最近はSNSでのアイデンティティの維持が重要視されるようになり、やめどきを見極めることが難しくなっています。このような状況の中で、「やめること」の価値が注目される時代になってきたと著者は考えています。また、この本は自己啓発書や自己責任論に対する反撃のような側面も持っていると述べています。


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